ドメインとは

ドメインとは、インターネット上の住所みたいなもので、重複することはなく世界中で一つしかありません。 ドメインは、数字やアルファベットで構成されていますが、最近では日本語にも対応したものが存在します。

基本的に、先に取得した人に優先権があり、後から同じドメインを取得することはできません。 まずは、希望のドメインが空いているかを確認してみましょう。

ドメインを取得することで、ホームページやメールのアドレスが、すっきりと覚えやすくなり大変便利です。

ドメインとは

ドメイン名とDNS

インターネットに接続しているコンピュータは、全て固有の番号として、IPアドレスというものをもっています。

IPアドレスは、「123.44.123.55」といったような数字群で構成され、全てこの数字群によって識別されることになります。
IPアドレスと、そのIPが示すコンピュータがどれにあたるかという情報をもっているのが、DNS(Domain Name System)サーバーなのです。

しかし、コンピュータのことをIPアドレスという番号で示していたのでは、どうしても分かりにくいため、ドメイン名が用いられることになりました。 それぞれのIPアドレスにドメイン名を割り当て、それらの情報をDNSサーバーが管理しています。

ドメインにアクセスがあった場合、そのドメインをDNSサーバーがIPアドレスへと変換し、その情報をブラウザに案内しているのです。

ドメイン名とDNS

ドメインの種類

ドメインを大きく分けると、分野別トップレベルドメインgTLD(generic Top Level Domain)と、国・地域別トップレベルドメインccTLD(country code Top Level Domain)の2つに分けられます。

gTLDには、商用の「.com」、ネットワークを表す「.net」、非営利団体である「.org」や、企業限定の「.biz」、汎用の「.info」などがあります。
「.com/.net/.org/.info」などは誰でも取得することが可能ですが、その他のものには一定の要件が必要とされるものもあります。

ccTLDは、国別のドメインであり、日本の「.jp」、韓国の「.kr」、アメリカの「.us」、オーストラリアの「.au」などがあります。 取得するのは、基本的に国/地域内に限定されるのですが、「.tv(ツバル)」「.to(トンガ)」「.cc(ココス諸島)」など全世界にオープンにされているものもあります。

※トップレベルドメイン…ドメイン名の".(ドット)"以下の「com」や「jp」などの最後尾のコードのことを指します。TLDなどと略して表記されることが多いです。

ドメインの種類

レジストリとレジストラ

レジストリとは、登録ドメイン名のデータベースを維持管理する機関のことであり、トップレベルドメインごとに1つのレジストリが存在しています。

レジストラとは、レジストリとの契約の下で、ドメイン名の登録サービスを提供する組織のことです。指定事業者と呼ばれることもあります。 レジストラでドメイン登録申請を受け付け、管理組織であるレジストリに送られてデータベースへ登録されることになります。

また、レジストラはドメイン取得後に管理業者として利用することになりますが、そのレジストラを別の業者に変更することをレジストラ移管といいます。 ドメイン登録業者によっては、ドメインをロックして、他業者に移管できないようにしている場合もあります。

レジストリとレジストラ